サンプリング周波数変換精度


DATやBS A/Bモードなどのサンプリング周波数が44.1kHzでないソースをCD-Rに焼く時には、サンプリング周波数を変換しなければなりません。
32kHzや48kHzから、44.1kHzへの変換精度の違いをHard/Softを変えて調べてみました。
もちろん変換後のスペクトラムがオリジナルとなるべく変わらないものが優秀です。

※ ソフトウェアで特に記述の無いものの設定はインストール時の規定値
※ 変換時間は10秒間のサンプルの変換にかかった時間(AMD K6-200MHz)
スペアナ: WaveSpectra, 4096点FFT、 Hanning Window(Impulse応答を除く)

Hardware: 変換時間
AD1891 Analog Devices の変換器) 共立エレショップキット リアルタイム
FS-F21 PIONEERの変換器) 詳細不明(チップはSHARP製?) リアルタイム
Software:
CoolEdit 96 (現2000) (Syntrillium Software Corporation のシェアウェア) 25秒
GoldWave V4.02 (Chris S. Craig氏 のシェアウェア) 1.5秒
TWE V2.1.5 (YAMAHA のフリーウェア) FIR:257 Rej:-100 2分48秒
WavNorm (戸田浩氏 DCTによる変換, C Magazine 97/10 付録) 9分43秒
Samplitude V5.10 (SEK'D Red Roaster 24) Ultra High Quality 1分03秒
Sound Forge XP4.5 (Sonic Foundry CD Architect) Interpolation accuracy 4 36秒
wavefs44 V0.4 (WTC 氏のフリーウェア) ※1 31秒
ssrc V1.24 (柴田 氏のフリーウェア) ※2 14秒

 みつばむし さんが、Cubase VST/32 と Cubase SX について調査されました。(2002.9.16)
   by みつばむし (いちおー実験室)

※1 wavefs44 は、かえでと衛のホームページ からダウンロードできます。
   また、ここには同氏の、BS、CS-PCM のソースのCD化に便利なディエンファシス用ソフト
   wavedemp もあります。
    ◎コマンドラインタイプなので使用方法が… という方のためには、
     WaveCompare のコマンド実行機能が便利です(^^;;

※2 ssrc は、http://www.geocities.co.jp/Technopolis/9674/ssrc/ からダウンロードできます。
   ssrc は数種類のディザをかけることもできます。
    ◎同じくコマンドラインタイプなので使用方法が… という方のためには、
     WaveCompare のコマンド実行機能も使えますが、
     Lant氏の専用フロントエンドソフト SSRC GUI Frontend(Lant Lab.) が遥かに便利でお奨めです(^^;


また、それ以外に Sound Blaster Live! Value、および YAMAHA YMF724 チップの変換特性も調べてみました。

* その1 32kHz → 44.1kHz
* その2 48kHz → 44.1kHz
* その3 Sound Blaster Live! Value の変換特性
* その4 YAMAHA YMF724 チップの変換特性


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