サンプリングデータの量子化と符号化について             
 
  アナログ信号は時間の経過とともに連続的に変化する電圧です。この信号をデータとして扱う場合必ずしも波形のすべてを送る必要はありません。しかし、その瞬時値1箇所だけでは波形の再現はできません。したがって、一定の周期で瞬時値をサンプリングする必要があります。
  原信号に含まれる最高周波数の2倍以上の速度でサンプリングすれば、原信号を再生することができます。これをサンプリング定理といいます。
 
 
 
 
 
 
 
図1.3.8 サンプリング
 
・量子化とは瞬時変化するアナログ信号の変化値をひとつの値として規定することです。
・符号化とは量子化された信号振幅をビットに応じた値に変換することです。
 
 
 
 
 
 
 
 
図1.3.9 量子化
 
 AD変換されたデータで、アナログ値を表現するのには限界があります。これを分解能といいます。
これは、AD変換される 2進数のビット数で決まります。図1.3.10 でこの意味を説明ます。