4. サンプリング周期
波形再現のとき、波形すべてを送信する必要のないことは前述しました。
再現するときは、原信号波形の持つ周波数成分の 2倍以上の周波数で、周期的にその信号の振幅瞬時値を検出する必要があります。これを式(1−2−3)で示します。
fs ≧ 2fd ・・・・・・・・・・・・・・・・式(1−2−3)
fs:サンプリング周波数
fd:測定信号の周波数成分
fs/2となる周波数をナイキスト(nyquist)周波数と呼び、検出可能な周波数です。
式(1−2−3)を無視して、測定信号の周波数より遅い周期でサンプリングすると、エイリアジング効果という現象が現れ、実際と異なる周波数を表示します。